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多汗症

手

誰でも一度は多汗症という言葉を聞いたことがあると思います。読んで字のごとく、多く汗をかく人のことを指します。多汗症はこれといって基準はなく自己判断が難しい病気。ですが、ただの汗っかきと多汗症の間には違いがあります。「汗をかく量が異常」と感じている人は、一人で悩まずに一度病院で診察を受けることをお勧めします。この記事では、多汗症とは一体どんな病気なのか、またその治療方法を紹介します。汗のことで悩んでいる人はぜひ最後まで読んでください。

多汗症とは?

誰でも汗をかきますが、多汗症の患者はただの”汗っかき”では済まされないほどの汗をかきます。人口の3〜4%はこの多汗症に悩まされており、日常生活に支障が出るレベル。自己判断がなかなか難しいのですが、手に持っていた資料が湿ったり、他の人が涼しげにしているのに自分1人だけ汗をかくシチュエーションが多くある人は多汗症を疑った方がいいかもしれません。

他人には理解されにくい悩みですが、本人にとっては大きな悩みになっていることも多いです。ただ、特に痛みがあるわけでもなく、内臓の検査をしても異常がみられないので、命に関わるほどの病気ではありません。本人が気にするかどうかが一番の問題で、汗が相当なストレスになっている場合は治療を考えましょう。

多汗症の分類

・局所性発汗
多汗症のうち90%はこの局所性発汗に分類されます。主に手のひらや脇、足の裏など特定の場所に多量の汗をかく症状を指します。あまり知られていない病気なので、本人でさえ気づいていない場合もあります。局所性発汗は非常に厄介で、常に手のひらが汗ばんでいる人は握手をするのもストレスだったり、資料が汗によって破れてしまうこともしばしば。たかが汗、と思われるかもしれませんが、小さなことの積み重ねで次第に社会活動が制限されてしまいます。

・全身性発汗
残りの10%は全身性発汗で、体全身に多量の汗をかく症状です。遺伝の影響が示唆されています。

多汗症の原因

多汗症になる原因ははっきりとしておらず、幼少期から汗をかきやすい体質の人が多いです。思春期に入ると大きな悩みになることが多く、病院に足を運ぶ人が増えます。気にすれば気にするほど汗が止まらなくなった経験がある方も少なからずいると思いますが、一度汗を気にしだすと、精神的なものから汗の量が増えてしまいます。

人が汗をかくのは、交感神経を経由して汗腺に指令が出された時。この交感神経の中枢は脳にあるのですが、多汗症の人はこの中枢が過敏なので、目や耳から入ってくる様々な情報を敏感にキャッチして小さなことでも汗腺に指令を出してしまうのです。

発汗の種類

発汗には以下の3種類があります。

①温熱性発汗
運動した後や、暑い日などに体温が上昇したとき、体温調節のために発汗します。これを担っているのが手のひら、足の裏を除くほぼ全身にあるエクリン汗腺。エクリン汗腺からでる汗は、99%が水分なので基本的ににおいはしません。体重70kgの人であれば、汗を100ml蒸発させたとき体温を1度下げることができます。

②精神性発汗
極度のストレス状態に陥ると人は瞬時に汗をかきます。この症状が精神性発汗で、恐怖や緊張、興奮したときなどその状況は様々。精神性発汗の特徴としては、汗をかく部位が手のひらや足の裏、脇の下と決まっていること。エクリン腺だけでなくアポクリン腺からも発汗するのでにおいがきつい場合もあります。

③味覚性発汗
辛いものを食べた時に汗が出るのは、この味覚性発汗の症状です。辛味の成分が顔面神経と舌咽神経を刺激することで発汗します。主に額や鼻に汗をかき、反射的に起こるものなので食べ終わるとすぐにひいていくことが特徴です。

多汗症の治療法

・症状を一時的に抑える方法
一時的(3〜4時間)に発汗を抑える薬は存在します。前述した通り、多汗症の人は交感神経の中枢が過敏なので、薬によって交感神経の末端から出る”アセチルコリン”という神経伝達物質を抑え、汗の量を減らすことができます。ただ、全身のあらゆる器官に作用してしまうので副作用が強く出る場合があります。体に必要な温熱性発汗の働きまで止めてしまうので、体温調整がうまくできなくなる恐れが出てきます。また、緊張を和らげる目的で安定剤や抗うつ薬を服用する場合もあります。

内服薬だけでなく外用薬もあります。20%の塩化アルミニウムを汗を抑えたい部位に塗ると、汗の量が減ると言われています。ただ、効果には個人差があり、全ての多汗症患者に効き目があるとは言えません。薬局などでもデオドラント剤などは売られているので、試す価値はあります。肌が弱い人は荒れることもあるので、使用には十分注意してください。

・根本的に治す方法
多汗症を根本的に治すには、手術しか方法がありません。汗をかく原因である交感神経を切除する手術は、10分程度で済むので特別大きな手術ではありません。手術方法はいたってシンプル。わきの下に切り込みを入れ、そこからカメラ付きの細い管を通し、背骨近くにある交感神経の束を見つけたらそれを切断するだけ。効果は必ず実感できますし、傷口も目立たないので本当に悩んでいる人にはお勧めの治療法です。

たった10分で長年悩んでいた汗が出なくなるのであれば多くの人が手術を希望すると思われるかもしれませんが、デメリットがあるので悩ましいところ。交感神経を切断することで汗が上手くかけなくなるので、顔や頭に熱がこもる感覚になる人が多くいます。また、手や顔から汗をかけなくなった代わりに、体の部分の汗が多く出るようになる人もいます。これは「代償性発汗」と呼ばれるもので、個人差があるのでこればかりは手術をしてみないとわかりません。一度切断した交感神経を元に戻すことはできないので、手術前にはしっかりとデメリットを考える必要があります。

医師に相談しよう

「ただ汗をたくさんかくだけで病院に行くのはちょっと……」と思っている人もいるかもしれませんが、それはただの汗っかきではなく多汗症という病気かもしれません。自分自身では判断が難しいものなので、長年悩んでいるのであれば一度病院で診察を受けることをお勧めします。放っておいたらよくなるものではないので、改善させたいのであれば病院の助けが必要。まずは専門のお医者さんに相談して、これからの治療法を考えていきましょう。

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