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メラノーマ

メラノーマは皮膚ガンの一種で死亡率が高いため、早期発見が大事です。治療法を合わせて紹介します。

メラノーマとは

メラノーマと聞いても知らない人の方が多いかもしれません。メラノーマは皮膚ガンのわずか4パーセントという頻度の低い発症率です。白色人種に一番多く、有色人種には少ないのですが、皮膚ガンが原因で死亡する場合の80%が、メラノーマといわれています。

そのくらい発症したら死亡率が高くなる皮膚ガンですから、チェックしておく必要があります。といっても、メラノーマは普通の母斑(ホクロ)との区別が難しいというのも事実。専門医でも、肉眼では初期の頃ですと80%くらいしか発見できないということです。それでも最近は、器具の使用により発見が早くなっています。(※1)

メラノーマの識別の仕方

「メラノサイト」という色素をつくる細胞、または、「母斑細胞」、つまりホクロがほくろが悪性化し、「悪性黒色腫前駆症」と呼ばれます。悪性黒色腫前駆症はメラノーマになる前段階の状態で、この時期に発見し、治療すれば、死亡する確率は著しく低下します。

家族で、皮膚をチェックし、少しでも怪しいと思ったらすぐに皮膚科医に相談するようにしていれば、早期発見、そして早期治療が可能です。

メラノーマの特徴を書いておきますので、チェックしてみましょう。

  • 左右が対象ではないこと
  • 輪郭がギザギザしている
  • 色が均一ではない
  • 大きさが6mm
  • 少しずつ成長している

一言で言えば、不自然な形をしていて、成長しているということでしょうか。たまにチェックして大きくなっているようでしたら、メラノーマの可能性があるということです。反対に大きくなる様子がなければ、メラノーマではないと思っていもいいでしょう。(※2)

皮膚科での検査

専門医でも識別が難しいと言われるメラノーマですが、(※3)ダーモスコピー検査をするとかなり初期のメラノーマでも発見でき、早期治療に結びつくようです。

ダーモスコピー検査というのは、ライト付きの拡大鏡であるダーモスコープを使って、母斑を観察する検査です。拡大鏡を使って観察するだけですから、痛みなどがないので安心して受診してください。ただし、ダーモスコピーはどこの皮膚科でも使用しているとは限りませんから、診療する際に電話で問い合わせてみた方がよいでしょう。

メラノーマを発見するために(※4)「腫瘍マーカー」は使用できません。基本的にどのような種類の腫瘍であっても、初期の腫瘍には腫瘍マーカーは効力を発しないので、厚生労働省も、診察や他の検査結果から悪性腫瘍が疑われる場合にのみ使用するようにと指導しています。

メラノーマの治療

メラノーマは、抗ガン剤や放射線治療がほとんど効果がありません。一般的には、手術によって腫瘍を全部除去します。早期に発見すれば、切り取る部分も少なく、体に負担が少ない手術ですみます。手術は、腫瘍のできている部分の広範切除術、センチネルリンパ節生検術(転移がないかどうかの検査)、所属リンパ節郭清術(転移の可能性のあるリンパ腺の除去)を行います。

しかし、早期発見ができなかった場合、ガン細胞が全身に転移して、手術ができない状態の場合もあります。その場合、抗ガン剤や放射線療法などの治療をすることがほとんどでした。放射線療法はあまり効果がないと書きましたが、重粒子線治療なら効果が認められるようです。ただし、重粒子線治療は特殊な病院に行く必要があります。そのほか、遺伝子治療などの研究が進んでいます。(※5)

参考

※1 信州医学雑誌55 巻:メラノーマ研究の最近の進歩2014/05/20公開(PDF)
※2 第31回ファジィシステムシンポジウム:深層学習を用いたメラノーマ識別における長軸位置合わせの効果2016/02/26公開(PDF)
※3 日本皮膚科学会雑誌125 巻 (2015) 1 号 p. 5-75日本皮膚科学会ガイドライン:皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン第2版2015/01/20公開(PDF)
※4 日本臨床検査医学会腫瘍マーカーの見方(PDF)
※5 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構:手術が難しい頭頸部の粘膜悪性黒色腫に対して重粒子線治療が有効 ―日本の重粒子線治療4施設からの大規模データで明らかに―2017/03/13

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