大宮区でかしこく探す皮膚科の名医
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皮膚にできる吹き出物やおできのような膨らみは、粉瘤(ふんりゅう)の恐れがあります。粉瘤の特徴と、適切な治療についてご紹介します。
粉瘤(ふんりゅう)は良性腫瘍のひとつで、アテローム、アテローマとも呼ばれています。皮下に老廃物が溜まることで、膨らみ、嚢胞(のうほう)ができてしまうのが特徴です。
嚢胞の中には、通常はターンオーバーで新陳代謝によって排出されるはずの垢や皮脂、古い角質などの老廃物が溜まっています。
小さな粉瘤の場合はニキビと間違えられるケースもありますが、押し潰すと、皮脂と垢が混合したものがにゅるにゅると開口部から押し出されてきます。
粉瘤は、背中や顔、脇など様々な場所にできますが、皮下で嚢胞が作られる理由については未だ解明されていません。
そのため、予防する方法についても、詳しい情報が分かっていない状態です。治療後も嚢胞が残ると再発することがあるものの、適切な予防策が無いので定期的に嚢胞内の老廃物を出すことが必要になります。
良性腫瘍ですが、粉瘤ができる位置によっては、盛り上がった肌が気になり、コンプレックスになってしまうことがあるかもしれません。
また、粉瘤が炎症を起こした場合には、粉瘤の肥大や痛み、赤み、膿(うみ)が出る恐れもあります。
粉瘤を自分で潰した場合、炎症や細菌の感染、跡が残るなど、さらに大きな肌トラブルに繋がる恐れがあります。そのため、治療は美容皮膚科で適切な処置をしてもらうようにしましょう。美容皮膚科では、どういった治療が行われるのか知っておきましょう。
従来の粉瘤治療方法で、切開を伴う施術を行います。施術にかかる時間は粉瘤の大きさにもよりますが、10分から30分程度で完了します。
嚢胞全体を取り出すことになるため、傷が広くなりますが、再発の恐れがほとんどなくなります。
近年、主に用いられる粉瘤の治療方法で、へそ抜き法とも呼ばれます。施術の時間は5分から10分程度、傷が小さく済む治療方法です。
粉瘤の治療において厄介なのが、炎症や感染を起こしている場合です。
無理な自己ケアで炎症を引き起こすと、痛みなど悪化するだけでなく、治療の期間や術後経過にも影響が出ます。
そのため、炎症や感染で起きている症状を抑える治療をした後に、施術を行います。また、縫合時に再発・炎症の防止策として、ガーゼをつめるなどの処置をすることがあります。
炎症の恐れがある自己ケアはせずに、粉瘤を治療したい場合は美容皮膚科などで相談しましょう。
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